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2025.10.09

重末八幡神社 秋祭り

2025年10月1日、徳島県三好市東祖谷にある重末八幡神社で秋祭りが行われました。このお祭りは、1743年頃から始まったと言われており、昭和の時代に一時中断されたそうですが、地域の方の想いに支えられ再開し、今も大切に受け継がれています。

 

午前11時30分より神事がはじまり、参加者全員が玉串を奉納し安全を祈願。その後、本殿から御魂(みたま)を御神輿(おみこし)へと移します。

御魂入れ(みたまいれ)の儀式は、室内を暗くし太鼓の音が響く中、神主が御魂を懐に納め人の目に触れぬよう静かに移動されます。太鼓の音は人々の意識をそらすためではとも言われており、社殿は一層厳かな空気に包まれました。

午後1時半ごろからは御神輿渡御(ごしんよとぎょ)がはじまります。地域の男性たちが掛け声をかけながら御神輿を力強く担ぎ、神社近くの山中にあるお旅所(おたびしょ)の石台へと向かいます。木々に囲まれ小さな滝が流れるその場所は、どこか神秘的な雰囲気が漂っていました。

お神酒をお供えし拝んだ後は、子供たちによる太鼓演奏と獅子舞が奉納されます。太鼓の音と獅子の舞が山あいに響き、地域に受け継がれてきた祈りの心が感じられました。お旅所での神様への奉告を終えると神輿は再び神社へ戻り、境内にある石台に安置されます。

子供たちによる太鼓演奏と獅子舞が奉納された後、掛け声とともに境内を回り、神輿は神社の建物へと納められました。

暗くした室内で太鼓の音が鳴る中、御魂抜き(みたまぬき)の儀式が始まります。御魂は本殿へと戻され、祭りは静かに締めくくられました。

 

長い歴史の中受け継がれてきた地域のお祭り。力を合わせ古くからの祈りと伝統を今も伝える、重末八幡神社の秋祭りはそんな温もりを感じられるお祭りでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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