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2022.11.28
ちょん太ちょん平、名前の由来
阿波池田名物ちょん太ちょん平(玉羊羹)
みなさまは、ちょん太ちょん平の名前の由来をご存じでしょうか。
その由来は、なんと西暦1610年(慶長15年)にさかのぼるものでした。
編集者は、いつも5個入りのちょん太ちょん平を購入していたので、上にある由来書を見たことがありませんでした。
2022年11月中旬に、ジオツアーのお客様としてきたNさんが、
なぜ、ちょん太ちょん平と言うのか疑問に思い、ネットや、図書館で阿波池田の民話を借りて調べたりしたが、どうも納得する結論に至らなかったため、三好市観光協会に調査依頼が来ました。
編集者もその由来について、明確な答を持ち合わせていなかったため、安宅屋羊羹さんに行ってちょん太ちょん平の名前の由来についてお尋ねしたところ、30個入りのちょん太ちょん平に入っている、由来書をいただきました。
そこには、明快なちょん太ちょん平の由来が描かれていました。
ネット上に、ちょん太ちょん平の由来が、文字としてありませんでしたのでブログとして、ここに掲載いたします。
下は、由来書の写し書きです。
慶長年間、伊予の国島坂城主、村上河内の守の嫡子、村上入道斉入道景隠は父の勘気を蒙り、阿波の国里浦におもむく途中、慶長十五戌年七月三日、当国池田城主大西備中守城少し下にて妻玉菊が途路の疲労より相果て当時所有の刃と共に埋葬せり。
この玉菊の墓所を姫塚と名付け、今もって近隣人々の参拝が絶えず霊験あらたかなりと言う。
何時の年か、或る夫婦子に恵まれぬを悲しみ願をかけ二子を授かる。
この子供稀にみる孝子にして又人に接するに愛嬌あり、たまたま辺地の難路を気付き籠をもって旅人の通行の便をはかり衆賛を受る。
この二人の名を一平一太と云えるも世人は相性をもってちょん太ちょん平と呼べり。
弊店は先祖が姫塚に縁あるをもって二子の善行を後世に伝えんが為、心の丸きを型どり独特の風味をもって何時いつまでも忘れ得ぬ雅趣ある羊羹に謹製いたしました。
阿波名物ちょん太ちょん平 製造元
徳島県三好市池田町マチ2207(地図)
有限会社安宅屋本店
電話 0883-72-0073
(伝)姫塚
徳島県三好市池田町ウエノ