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2021.12.25
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ボンネットバスは、かつては路線バスとして使われていたが、1982年からは大歩危・祖谷をはじめとした観光スポットを回る定期観光バスとして、多くの観光客を乗せ走ってきた。丁寧に整備しながら運行を続けてきたが、近年老朽化が進み、修理や整備に手間がかかるほか、部品の調達も難しくなってしまった。
16時30分過ぎに終点となる阿波池田バスターミナルに到着すると約100名のファン達がカメラを向け、観光用としての最後の姿を撮影した。
近畿バス愛好会の嶋田 匠さん(63)は手作りのプラカードを持参し「一つの時代が終わり寂しい気持ちだ。小さい頃に母の手を引かれワクワクしながら見たボンネットバスだったから。」と話してくれた。
運転手を務めた藤倉秀一さん(55)は「記念すべき日に天候にも恵まれてファンの方にたくさん写真を撮って頂いた。最後に事故も故障もなく運行できた。」と語った。
引退後のボンネットバスだが、阿波池田バスターミナルにて2021年12月16日〜2022年1月31日まで展示され、1月にもイベントを計画中だ。
65周年を迎える四国交通にこれからも目が離せない。【公式サイト】
阿波池田バスターミナル
〒778-0003 徳島県三好市池田町サラダ
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