SPECIAL
2026.03.19
日本三大秘境・祖谷と、国の天然記念物・大歩危。三好市が誇る絶景スポットを、たった1日で効率よく満喫できる方法があるのをご存知ですか?
「秘境を観光したいけれど、細い山道の運転は不安」「限られた時間で名所を全部回りたい」――そんな方に自信を持っておすすめしたいのが、定期観光バスツアーです。
今回は、食事代も施設入場料もすべてコミコミ。歴史・グルメ・スリルを「手ぶら」で楽しめる、最強の秘境旅を徹底レポートします!

参加した日は晴天で暖かく、バスツアー日和でした。
阿波池田駅に集合しバスに乗り込み、添乗員さんが人数を確認し、出発時刻になれば出発です!
バス内では案内アナウンスが流れ、観光スポットでは英語のアナウンスもあります。
今通ってる場所の解説をしてくれるので、ただ通り過ぎるだけじゃないのが良いですね。
地元の人より詳しくなれるかも!?
JR土讃線阿波池田駅から約45分、最初の目的地である平家屋敷民俗資料館です。

堀川内記を祖先とする西岡家住宅の母屋が、資料館となっています。
堀川内記は安徳天皇の御典医として宮中に仕えましたが、平家の都落ちの際に安徳天皇にお供としてつき従い屋島に逃げのび、平家滅亡後に残党と共に祖谷に入山しました。
祖谷の豊富な薬草を採取して地元の人々に医療を施し、また神主としても地域に貢献しました。
母屋と蔵は共に慶応3年(1867年)の建築で、三好市の重要有形文化財に指定されています。
現在も毎日、囲炉裏で火を焚いて燻されている大黒柱や戸棚は黒々とした艶があり、茅葺き屋根は煙の防虫・防腐の効果により保たれています。
母屋には様々な道具や生活用品、また薬草から作られた薬を収納するための薬棚、平家ゆかりの軍旗や琵琶(レプリカ)などが並べられています。
長持や車櫃、行李は今となっては見る事も珍しい、使われなくなって久しい道具たちですが、ひっそりとした存在感がありました。
平家屋敷民俗資料館を出て約10分、祖谷トンネルを抜けて、祖谷美人で昼食を摂ります。

祖谷美人は祖谷渓谷に面し全室から雄大な渓谷を臨む事ができ、全室露天風呂付きの9室というゆったりした空間で寛げる宿です。
また、食事処が併設されており、昼食はこちらで「美人膳」を頂きました。
・あめごの塩焼き
・でこまわし
・そば米雑炊
・祖谷そば
・さしみこんにゃく
・山菜抱き合わせ
・小鉢(きんぴら)
・漬物
・ご飯
・フルーツ&わらび餅
地元食材がふんだんに使われた、とっても豪華な御膳でした!
筆者は初めてでこまわしを食べたのですが、1番上の丸いものはそば団子でしょうか、もっちりとした食感でゆず味噌との相性が抜群で美味しかったです。
そば米雑炊や祖谷そばは、そば米や麺はもちろん、出汁のほっとする味わいでするする食べられます。
山菜の炊き合わせにはわらびが使われており、春の訪れを感じさせますね。
でこまわし、そば米雑炊、祖谷そばは、祖谷地方の郷土料理として、農林水産省の「うちの郷土料理」のページでも紹介されています。
出発の際には、店員さんが手を振ってくれました。
温かいおもてなしの心に、自然とこちらも笑顔になって手を振り返しました。
祖谷美人から約5分で、かずら橋に着きます。
かずら橋はシナクチカズラを使って架けられた吊り橋で、平家の落人が追っ手から逃れるためにすぐに切り落とせるようにと葛を使って架けた、空海が祖谷の人々のために架けたなどの伝説があります。
眼下に流れるのは祖谷川で、澄んだ流れがよく見えます。
というのも、かずら橋の橋床には10cmほどのさな木が渡されており、さな木とさな木の間は間隔があるので下がよく見えます。

橋の幅は約2m、祖谷川の水面からは約14mの高さにあり、これはビルでいうと4階から5階に相当する高さです!
吊り橋だからなのか、普通に渡るだけでも揺れます。
高所恐怖症だと言うスタッフは渡らずに隣の祖谷渓大橋で対岸に渡り、写真を撮ってくれていました。

かずら橋を渡ってすぐ左に進むと、「琵琶の滝」があります。
落人となった平家が、滝のほとりで琵琶を演奏し都を偲んで互いを慰め合ったと伝わっています。
雨の少ない時季なので水量は少なかったですが、滝口の水はとても澄んでおり、底が見える透明度です!
夏場でも水は冷たく、祖谷川で川遊びする人も見られます。
かずら橋から約15分でひの字渓谷に着きました。

祖谷川の流れが山に沿って蛇行する形が「ひ」の字に見える事から「ひの字渓谷」と呼ばれており、深山幽谷という言葉に相応しい四季折々の景観を見せてくれます。
冬場は葉が落ちて寂しく見えるかもしれませんが、その分陽の光が柔らかく感じられます。
全員バスを降りて、思い思いに写真を撮っていました。
それにしても、誰が「ひ」の字に見えるって気付いたのでしょうね?見習いたい観察眼です!
ひの字渓谷から5分ほどのホテル祖谷温泉でバスは停まり、「小便小僧」の像まで約10分徒歩で向かいます。
祖谷の大自然を、肌で感じられる時間です。
風も穏やかで、心地よい午後のお散歩でした。

小便小僧の像は、祖谷街道の開設工事で残った岩が突き出ており、岩の上から地元の子供達や旅人が度胸試しをしたという逸話を元に作られた像です。
覗き込むと目も眩むほどの深い渓谷で度胸試しをしたくなる気持ち、少し分かります。
バスに戻り、約30分で道の駅大歩危へ。

道の駅大歩危は、観光情報館と妖怪屋敷と石の博物館からなる複合施設です。
お土産売り場の奥には、祖谷ジビエ100%の合い挽きパティを使用したハンバーガーや、ジビエを使ったカレーやロコモコなどのメニューがあるカフェも併設されています。
「妖怪と暮らす村」である山城町には、何と60種190箇所も妖怪譚が伝わっています。
妖怪屋敷では、地元住民手作りの妖怪がお出迎え!
また、2008年に水木しげる先生が会長を務めた「世界妖怪協会」から『妖怪文化の普及に貢献した地域』として「怪遺産」の認定を受けており、ここ妖怪屋敷で認定証が展示されています。

石の博物館には、ギネスブックに載っている世界最古の岩石や、鉱石や隕鉄などが展示されています。
化石、宝石などもあり、人と石の関わりについても学ぶ事ができます。
道の駅大歩危から約5分、大歩危峡まんなかへ。

大歩危峡まんなかでは、観光遊覧船に乗ります!
館内を通り抜け川辺まで下り、船の好きな席に座ってライフジャケットを装着すれば出発です。
冬場は席に膝掛けが置いてあります。
水辺はやはり冷えるので、気配りが有り難いですね。
船頭さんの説明に耳を傾けながら、迫力ある大歩危峡の渓谷美を堪能できます。
歩く速さほどで進む船に揺られて、約30分ほどで往復します。
大歩危峡まんなかを出て約30分、JR土讃線阿波池田駅前に戻って定期観光バスツアーは終了です!
10時45分に出発して、予定の16時50分には着いていたので、約6時間の秘境の旅でした!
バスツアーの参加者にお話を伺いました。
千葉県から参加された方は、「自然が綺麗で凄かった、のどかで良い所だと思いました。また来たいです」と話してくれました。
埼玉県から参加された方は、「とても良い写真がたくさん撮れて良かったです」との事でした。
自分で計画したり予約する必要がなく、リラックスした気持ちでバスに乗りながら観光スポットを回れる所がバスツアーの魅力です。
道幅の狭い秘境の山道もありますが、熟練の運転技術で安心して身を任せることができます 。
また、観光施設等の入場料や食事代も料金に含まれていますので、いちいち財布を出さなくても良いという利点もあります。
国の天然記念物に指定されている大歩危と、日本三大秘境の1角である祖谷を満喫できる定期観光バスツアーに、ぜひご参加ください!
📍 所在地・乗車場所
乗車場所は、以下の2か所から選ぶことができます。
JR阿波池田駅(10:45発)
阿波池田バスターミナル(11:00発)
住所:〒778-0003 徳島県三好市池田町サラダ1612-27(バスターミナル事務所)
四国交通 本社所在地:徳島県三好市井川町西井川311-2
🚌 ツアー料金(税込・すべて込み)
運賃に加え、昼食代や各施設の入場料、遊覧船の乗船料まで全て含まれたプランです 。
| 区分 | 料金 | 備考 |
| おとな | ¥13,000 | 中学生以上 |
| こども | ¥12,250 | 小学生以下 |
| 障がい者 | ¥12,250 | 手帳提示など条件あり |
🎟️ 料金に含まれるもの
以下の観光施設の入場・乗船料と食事がすべて含まれています 。
平家屋敷民俗資料館
郷土料理の昼食
祖谷のかずら橋
妖怪屋敷(道の駅 大歩危)
大歩危峡観光遊覧船
※遊覧船が欠航の場合は、乗船料が返金されます 。
🧳 持ち物・注意事項
服装: 観光地では坂道や階段を歩く場面が多いため、歩きやすい靴での参加がお勧めです 。
お荷物: 車内に載らない大きな荷物は持ち込みできません 。宿泊される方は「手荷物手配サービス(有料)」の利用が便利です 。
お食事: そばアレルギーがある場合は、予約時に必ずお申し出ください 。
📅 予約とキャンセルポリシー
運行日: 四国交通の運行カレンダーに準じます 。
予約: WEB予約は出発の6か月前から2日前まで受け付けています 。
キャンセル料(お客様都合の場合)
前日17時まで:100円
当日の出発時刻まで:2,900円
出発後:全額
🌐 詳細・ご予約は公式サイトへ
▶︎ 四国交通 定期観光バス 大歩危祖谷コース