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三好市ガストロノミープロジェクト

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ガストロノミー

2024.03.07

【第3回三好市フェア】活動の総決算、五感で楽しむ食と体験

3カ年にわたる三好市のプロジェクト、新たな食の魅力創出や食を通じた観光誘客を目指す「三好市ガストロノミープロジェクト」。2月28日、「密厳寺」(池田町)にて、「Miyoshi-City Fair 3rd~第3回 徳島県三好市を感じる食事と体験」と題し、活動の集大成となるイベントが開催されました。当日は、観光関連事業者やメディア、地元の生産者など、約30名のゲストが参加。3年間で開発したメニューをお披露目し、取り組みの総括をおこないました。

 

食事と体験がセットのプログラム

 

地元開催となった最終年度の三好市フェアは、食事と体験がセットになったプログラム。イベントは、境内にある八角大不動堂にて、炎の前で願いを唱える護摩修行体験からスタートしました。その後、高井美穂三好市長、プロジェクトのアンバサダー兼三好市観光特使を務める大桃美代子さんから挨拶があり、食のメンター堀知佐子さんからはメニューの説明。続いて、三好市役所まるごと三好観光戦略課からプロジェクトの歩みが報告され、地域の食材を活かした新メニュー開発や東京でのPRイベントなど、「まちなかグループ」と「大歩危・祖谷いってみる会」の活動を中心に振り返りました。

 

六波羅蜜護摩修行体験

 

高井美穂三好市長

 

食のアンバサダー兼三好市観光特使の大桃美代子さん

 

食のメンターの堀知佐子さん

 

地元の恵みをふんだんに使った“三好御膳”

 

今回のフェアメニューも地元の恵みをふんだんに使用。今年度開発したメニューからは、祖谷地方の特産品である祖谷豆腐と雑穀を使った「雑穀と祖谷豆腐のつくねハンバーグ」、強い弾力と粘りが特徴の祖谷こんにゃくや地物野菜を使った「祖谷の豆腐とこんにゃくのステーキ 西山の野菜添え」の2品。1年目に開発したメニューからは、甘みやうま味が多く、適度な歯ごたえが特徴的な徳島県のブランド鶏を使った「阿波尾鶏の香味焼き」。昨年度開発したメニューからは、下処理した魚の腹の中に卵黄入りの合わせ味噌を塗って焼き上げる「あめごの玉味噌焼き」が振る舞われました。また、鍋料理では、地酒と地元の味噌をベースにした特製のだしを使うご当地鍋「お美姫(おみき)鍋」を提供。食後のデザートには、現在開発中の「酒粕アイス」。プロジェクトで開発したメニューを中心に、三好市の食の魅力が詰まった贅沢御膳となりました。

 

食事作法

 

開発メニューとお美姫鍋

 

まちなかグループメンバーが酒粕アイスのPR

 

酒粕アイス

 

酒粕アイス「三好恵」

 

食の魅力、まちの魅力

 

3年にわたってメンターを務めた堀さんは、「とても楽しい3年間でした。みなさんプロなので、受け取る力があり、吸収しようとする強い意欲も印象的でした。単発の企画ではなく、3年という期間を設けたこともよかったと思います。忙しいなかでもスタッフの参加を優先させてくれた各ホテル・飲食店の経営層の理解、素晴らしい環境に感謝しています」と、これまでの活動を振り返りました。また、三好市の食の魅力については、「豆腐やこんにゃくなど、脈々と受け継がれる食材にいいものが多いと思います。ありそうでないもの、それが三好市の食の魅力です」と語りました。アンバサダーや観光特使として、プロジェクトを盛り上げてきた大桃さんは、「新メニューの完成度がすごく高まった印象を受けました。雑穀など、希少な食材の生産地であることは三好市のアドバンテージだと思います。まだまだ伸びしろがたくさんあるので、このプロジェクトで得た知見をツーリズムとしてブラッシュアップし、次のステップにつなげて欲しいですね。私自身もSNS発信などの広報活動を続けていきたいと思います。」と語りました。

 

「食を目的に訪れたいまち三好市」をめざして

 

2021年から3カ年計画でスタートした、三好市ガストロノミープロジェクト。第3回三好市フェアをもって、プロジェクトはひと段落。開発した新メニューは、既に大歩危・祖谷エリアの各ホテルで提供が始まっています。今後は、4月ごろから市内飲食店などで酒粕アイスの販売を始めるほか、引き続き「欧米豪から食を目的に4、5日滞在してもらえる場所」を目標に、国内外に向けたプロモーションを続けます。

 

 

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