GASTRONOMY

三好市ガストロノミープロジェクト

  1. TOP
  2. GASTRONOMY
  3. 食のアンバサダー大桃美代子さんが来市、三好の自然や歴史・文化に触れる2日間
ガストロノミー

2022.01.16

[addtoany]

食のアンバサダー大桃美代子さんが来市、三好の自然や歴史・文化に触れる2日間

3カ年にわたる三好市のプロジェクト、新たな食の魅力創出や着地型旅行商品の開発、食を通した観光誘客を目指す「三好市ガストロノミープロジェクト」。12月22日から23日、本プロジェクトのアンバサダーを務めるタレントの大桃美代子さんが初めて三好市を訪れました。町の中心部である池田町から“秘境”の大歩危・祖谷地域を巡り、三好市の自然や景観、歴史・文化に触れる2日間となりました。

 

1日目:酒蔵見学から高井美穂市長との面談

 

1日目は池田町の街中を散策し、「今小町酒造」と「三芳菊酒造」の酒蔵見学からスタート。今小町酒造では、案内の中で「LED夢酵母」を使用したお酒が紹介されました。LED夢酵母とは、特別なLEDを使用し、2,000回以上の実験を繰り返して品種改良した徳島県発の清酒酵母。また、三芳菊酒造では、アニメ作品とのコラボや音楽を聴かせた日本酒の紹介などもあり、三好市内の酒蔵の取り組みの数々に、日本一の酒処である新潟県出身の大桃さんも興味津々な様子でした。その後は、三好市役所へ移動し、高井美穂市長との面談がおこなわれました。共同通信社と全国の地方紙46紙が主催する、地方創生のモデルとなる活動に取り組む団体を表彰する「地域再生大賞」で、2010年度の第一回から選考委員を務めている大桃さん。自身でも現地を取材し、印象に残っている上勝町での事例を紹介するなど、地方創生や徳島県との関わりも話されていました。大桃さんは三好市の印象について、「自然が豊かで、世界でも珍しい地形をこのコンパクトさの中に持っているのが凄いと思います。真鍋屋(MINDEキッチン)さんでランチをいただいた時に和紅茶があり、食のポテンシャルも高い印象を受けました。」と語っていました。面談の中で、高井市長から世界農業遺産や雑穀についての紹介があり、「雑穀はミネラルや食物繊維が豊富で、スーパーフードとしてようやく時代が追い付いてきた印象です。」と、雑穀エキスパートの資格を持つ大桃さんらしい話もありました。その他、野菜ソムリエやおさかなマイスター・アドバイザーの資格を持ち、地元新潟では古代米「桃米」を栽培・販売するなど、食と農に造詣の深い大桃さんに期待を寄せる高井市長から、「徳島の食は東京ではアンテナショップのターンテーブル(東京都渋谷区)と色んな連携が取れているので、2月の三好市フェアも楽しみです。これからよろしくお願いします。」という言葉が送られました。その後は、祖谷へ移動。徳島県を代表する観光名所「祖谷のかずら橋」を楽しみ、1日目を終えました。

 

今小町酒造を見学

 

三芳菊酒造の馬宮社長の説明を聞く大桃さん

 

高井美穂市長と

 

2日目:落合集落をはじめ、大歩危・祖谷地域を巡る

 

視察2日目は、東祖谷地域の落合集落から。初めに対岸の展望所から落合集落の全景、眺望を楽しんだ後、一棟貸し古民家宿「桃源郷祖谷の山里 談山」の場を借り、祖谷雑穀生産組合の方々との交流会がおこなわれました。会では、世界農業遺産への取り組み支援、傾斜地農法や食文化の継承、健康食品としてのブランド化など、組合の取り組みが紹介されました。時折大桃さんからの質問もあり、課題や現状を共有しながら進められた交流会。その中で、「東京では、美容や健康に関心のある若い女性が積極的に普段の食に雑穀を取り入れているので、祖谷雑穀の後継者や雑穀の未来は女性が作るのかもしれません。その層にアプローチするのもおすすめですよ。」と、雑穀エキスパートとしての目線で大桃さんからアドバイスと激励の言葉が送られました。昼食は、同じく東祖谷地域の「つづき商店」にて、祖谷の食材を中心に作られた平家御膳。朝採り山菜の天ぷらや田舎料理、鹿肉の竜田揚げ、祖谷そばといった祖谷の味に舌鼓を打ち、“唄うそば打ち”で知られる都築さんから民謡「粉引き節」のプレゼントもありました。その後は、地域密着型のスーパーマーケット「歩危マート」への訪問。最後は、大歩危峡観光遊覧船での吉野川クルージングを楽しみ、盛り沢山の2日間は締め括られました。

 

祖谷雑穀生産組合の方々との交流会

 

雑穀で開発した商品も試食いただきました

 

組合長の杉平さんと

 

談山の縁側で

 

コエグロと記念撮影

 

つづき商店さんにて石臼の粉引き体験

 

都築さんと

 

宝の眠る地域、新しい価値を創り発信していきたい

 

この2日間の感想を尋ねると、「祖谷地域の景観は、どこか海外を思わせるような雄大さがありながら、故郷の新潟県に似た素朴な空気感もあり、とても心休まる環境でした。地元の方々も本当に優しい方ばかりで、移住者や外の人にも開かれている町だという印象を受けました。食に関しては、山のものや川のもの、素材を大切にした郷土料理の数々が素敵でした。まだまだ宝が眠っているので、深掘りすることで新しい価値が必ず生まれると感じています。」と語る大桃さん。1月半ばには2回目の来市が予定されており、次回は「大歩危・祖谷いってみる会」グループの試食・検討会への参加も予定されています。2月の三好市フェアに向けて、加速を続ける三好市ガストロノミープロジェクト。来市の様子や活動の模様は、大桃さんのInstagramでも紹介されています。こちらもぜひご覧ください。https://www.instagram.com/miyoko_omomo/

前の記事を見る

次の記事を見る

一覧へ